ヤマボウシの剪定方法と時期は春夏いつ?花が咲かないのは病気?
ヤマボウシの剪定方法や剪定する時期についてご紹介いたします!
また『ヤマボウシの花が咲かない』原因や改善方法についても一緒に見ていきましょう(*^^*)
ヤマボウシとは?
ヤマボウシ(山帽子、山法師)は、高さ5~10メートルの落葉高木です。
5月~6月になると、白い花を咲かせます。この白い花は厳密に言うと葉っぱのようなもので、花の本体は中心の黄緑色の部分になります。
そのため、普通の花よりも鑑賞期間が長いのがありがたいです^^
梅雨時の花としては価値の高い存在ですね。
ヤマボウシの剪定方法と時期
続いてヤマボウシの選定方法と時期について解説します。
ヤマボウシの剪定時期として最適なのは、落葉期である12月~2月です。葉が落ちた後の方が花芽や葉芽が目視しやすいため、剪定に向いた時期と言えます。
ヤマボウシは本来、広いスペースに植える場合にはあまり剪定せず、自然のままに生やしておいた方が良いとされています。
下手に剪定をすると樹形が乱れますからね。
しかし、スペースが限られている場合には剪定が必要になりますし、一般的には剪定をした方が花つきが良くなります。
むやみに選定すると失敗するので、やり方をチェックしておきましょう☆
切り戻す枝のポイントはこちら
・他の枝に絡まっている枝(絡み枝)
枝同士が絡む、絡み枝は見栄えが悪くなるだけではなく風通しや日の当たり具合にも影響するのでどちらか一方の枝を付け根から切り落とします。
・枯れてしまった枝
・妙に長くひょろひょろした枝
これらは、分岐している場所のすぐ上を切って選定します。
選定したところから腐敗菌が侵入する恐れがあるため、直径3センチ以上の断面があれば抗菌癒合剤などの保護剤を塗り、菌の侵入を防ぎましょう。
ヤマボウシの剪定をしている様子の動画も参考にしてみてくださいね^^
https://youtu.be/vvcN75_vma0 https://youtu.be/NkZ7r7mQfVk
ヤマボウシの花が咲かない原因は?
『ヤマボウシの花が咲かない!』とお悩みの方も多いようです。
ヤマボウシに限らないのですが、まず樹木で花を咲かせるものは環境や土に慣れるまでに時間がかかるものです。
日照や環境に1年を通して慣れていくものなので、1年目から花が咲かないこともあるようです。
そのため、花が咲かないからと言ってむやみに肥料などを与えすぎるのはやめておきましょう。
土壌の問題
葉もいまいちで花も咲かない場合は、土壌の問題が考えられます。
ヤマボウシは水はけがやく日当り良好な場所に植えるのがベストなので、土壌が粘土質のような場合には水はけが悪くなるのでヤマボウシには適さないということになります。
夏場の水不足
ヤマボウシに花が咲かない原因として『夏場の水不足』も考えられます。
ヤマボウシは夏場に花芽をつけるので、この時に水が不足していると花芽をつけてくれません。
また、【鉢植え】と【地植え】によっても水の与え方は違います。
【鉢植え】の水の与え方
春と秋にはたっぷりと水を与えます。
葉が落ちる冬には乾燥させた方が良いため、水やりはほとんど不要です。
梅雨時も多湿でジメジメするため水やりは控えましょう。
【地植え】の水の与え方
1年を通して水やりは基本的に必要ありません。雨が降るので、その水で十分です。
しかし、夏場に猛暑が続いて雨が降らないようなら、根本に水を与えてあげましょう。
うどんこ病の発症
ヤマボウシにうどんこ病が発症している場合にも花が咲かないということが起きるようです。
詳しくは次の章にまとめました。
ヤマボウシの病気
ヤマボウシを育てる時にはうどんこ病に注意が必要です。
うどんこ病は梅雨時から梅雨明けにかけて発生しやすい病気で、症状としては葉の表面に白い粉が降ったような状態になります。放置しておくと樹が弱ってしまい、早く落葉してしまうので早めに殺菌剤などで対処しましょう。
また、カミキリムシの幼虫による食害が出ることもあります。カミキリムシの幼虫を発見したら早めに駆除したほうが良いですね。
ヤマボウシは、春~梅雨にかけてキレイな花を咲かせてくれる植物です^^
剪定や水やりに気をつけて育ててあげてくださいね♪